(蛇の変化1)
蛇の変化
これに関する話は数え切れぬほど多いからほんの言い訳までに少々例を挙ぐる。『和漢三才図会』に「ある人船に乗り琵湖を過ぎ北浜に著く、
誰も知るごとく、新井白石が河村随軒の五百年化けて蛟と為り、蛟千年化けて竜と為る〉。
とは有害の水蛇を指したと見える。西土にも蛇が修役を積んで竜となる説なきにあらず。
古欧州人は蛇が他の蛇を食えば竜と嚢抄
文禄五年筆『
こんな話は西洋になけれど、一八九九年に出たコンスタンチンの『