(その4)
上述のごとく兎は随分農作を荒らしその肉が食えるから、兎猟古くより諸国に行われた。『淵鑑類函』四三一に
天主僧ガーピョンの一六八八
兎雨と降る矢の下に逃げ道を
文政元年より毎年二月と九月に長崎奉行兎狩に託して
『類函』四三一に〈『張潘漢記』曰く
『礼記』に兎を食うに尻を去ると見ゆるは前述異様の排泄孔などありて不潔甚だしいかららしい。兎肉の能毒について『本草綱目』に種々述べある。陶弘景は兎肉を羹とせば人を益す、しかし妊婦食えば子を欠唇ならしむと言うた。
わが邦でも『調味
しかし母が妊娠中どうしたら南方先生ほどの大酒家を生むかは分らぬと見えて書いていない。一六七六年版タヴェルニエーの『