紀州俗伝(現代語訳5-3)

紀州俗伝(現代語訳)

  • 5-1 田辺のコオロギの鳴き声
  • 5-2 卵の殻
  • 5-3 和歌山及び田辺の手鞠唄
  • 5-4 田辺の手鞠唄
  • 5-5 マタタビ
  • 5-6 4人が5人に
  • 5-7 虫除けの札
  • 5-8 胎衣
  • 5-9 揺岩
  • 5-10 数えると落ちる
  • 5-11 何度も言ったら
  • 5-12 モー疝気腹痛
  • 5-13 筆草,筆拭草,金比羅
  • 5-14 犬伏せの呪,蜂伏せの呪
  • 5-15 雷伏せの呪
  • 5-16 寒蝉の鳴き声
  • 5-17 秋の日焼け
  • 5-18 月夜の結婚式ごっこ
  • 5-19 猿を忌む
  • 5-20 護摩焚き,河童
  • 5-21 ムカデ伏せの呪
  • 5-22 味噌桶を洗うと
  • 6-1 石芋,弘法大師

  • 5-3 和歌山及び田辺の手鞠唄

     

    手鞠
    手鞠 / Temari / chidorian

     和歌山及び田辺の手鞠唄、
    「釣瓶の下の織姫様は 、遊びに行こうとて門まで出たら、可愛殿御に抱き締められて、オオ恥ずかしや小恥ずかしや、この子生んだら何着しょに、天鵞絨(ビロード)を着しょか緞子(どんす)を着しょか、天鵞絨嫌なら緞子を着せて、乳母に抱かして宮参り、宮に参ってから何と言って参る、一生この子を息災に、オー息災に、コー息災に、十せー二十せー、三十せー四十せー」(と数え進む)。

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    「紀州俗伝」は『南方随筆』(沖積舎) に所収。

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