5-5 マタタビ
西牟婁郡栗栖川村富里村などで聞いたのは、むかし旅人が に悩み死にかかったが、マタタビを薬として用い全壊、また旅に出立したゆえにこのように名づけたと。富里村大字大内川に、今でもこの植物の葉を乾かし蓄え、焼いて鼠を駆除する家があるとのこと。
西牟婁郡栗栖川村富里村などで聞いたのは、むかし旅人が に悩み死にかかったが、マタタビを薬として用い全壊、また旅に出立したゆえにこのように名づけたと。富里村大字大内川に、今でもこの植物の葉を乾かし蓄え、焼いて鼠を駆除する家があるとのこと。
「紀州俗伝」は『南方随筆』(沖積舎) に所収。
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