7 ウサギの手、モグラの手
和歌山で、古く兎の手で痘瘡を掻くと害がないと言って、蓄えた人あり。また田鼠(うごろもち:モグラのこと)の手を爪杖(まごのて)にして、痘瘡を掻く人もあった。
和歌山で、古く兎の手で痘瘡を掻くと害がないと言って、蓄えた人あり。また田鼠(うごろもち:モグラのこと)の手を爪杖(まごのて)にして、痘瘡を掻く人もあった。
「紀州の民間療法記記」は『南方熊楠全集 第2巻』(平凡社)に所収。
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