紀州の民間療法記(原文17)

紀州の民間療法記(原文)

  • 1 婦女の陰
  • 2 ニラ
  • 3 ツゲ
  • 4 ハコネシダ
  • 5 シーボルトミミズ
  • 6 キジの爪
  • 7 ウサギの手、モグラの手
  • 8 初なすび、スベリヒユ
  • 9 コンニャク
  • 10 モグラの手 追記
  • 11 菖蒲
  • 12 キンカン
  • 13 琴の一の緒、白いアヒル、黒いチャボ
  • 14 サルカキイバラのキクイムシ、蜂蜜
  • 15 コバンザメの吸盤
  • 16 蒔かずの稲の米
  • 17 ニワトリの頭
  • 18 イチジクの枝葉
  • 19 テリハノイバラの花
  • 20 尾長糞蛆の黒焼き
  • 21 病をきる
  • 22 梅酢
  • 23 蘆
  • 17 ニワトリの頭

     

     海草郡日方町生れの至って正直なる者みずから験して奇効ありしとて語る。鶏雌雄を択ばず頭を醤油で付焼にして三、四回食らえば、いかに重き痔にても治る。かくすれば骨も嘴も容易に食らい得。眼玉を食う時気味悪しき由。耳側の肉旨し。脳漿(のうみそ)が最も利くのだ、と。

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    「紀州の民間療法記」は『南方熊楠全集 第2巻』(平凡社)に所収。

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