黄楊(つげ)を西牟婁郡で、「なべわり」と言う。その生葉を焼くと、パチパチと烈しく音して、鍋を破りそうだからだ。 これを煎じて服すると、胃病を治すという。
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「紀州の民間療法記記」は『南方熊楠全集 第2巻』(平凡社)に所収。
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