紀州俗伝(現代語訳14-2)

 ※本ページは広告による収益を得ています。

紀州俗伝(現代語訳)

  • 14-1 打出の小槌
  • 14-2 蟻の群れ
  • 14-3 アナグマが女に化けること
  • 14-4 猴神社
  • 14-5 馬を忌む稲荷神社
  • 14-6 紀州豊年米食わず
  • 14-7 猫が蟻を
  • 14-8 犬の脚
  • 14-9 盗人避けのまじない
  • 14-10 陰暦十月亥の月
  • 14-11 毒虫毒魚に刺された時
  • 15-1 紀州の七人塚
  • 15-2 血を吸わない蛭
  • 15-3 肉吸いという鬼

  • 14-2 蟻の群れ

     

    蟻
    The Return of the Ants / i.embrace

     田辺で蟻の群れを見れば「蟻呼んで来い、ども呼んで来い」、また「蟻の婆よーよー引にどんせよーよー」。和歌山では「蟻どん来い、どもやろか、御前の力であくものか」。「ども」とは大きな武勇な蟻魁(ありのかしら)をいう。

    和歌山で以前行われた蟻の道という子供の遊びのことは、「民俗」第1年第1報へ出しておいた。

    back next


    「紀州俗伝」は『南方随筆』(沖積舎) に所収。

    Copyright © Mikumano Net. All Rights Reserved.