(虎に関する信念4)
アジアの諸民族中にかかる風習が多いので、したがって虎をトテムとした者がすこぶる多かったと知れる、例せば支那に孔子と同時の人陽虎、高辛氏の子に伯虎・仲熊・叔豹・季貍などある、本邦には虎を産せぬが虎を名とする人が多い、これは生まれ年の寅に因んでの事でトテムとして奉じたんでない、
〈
「同学
ともうす〉、
これは虎をトテムとし祀る
『本草綱目』等に言える
支那の神仙が虎を使い物とした例は『列仙伝』などに多いが、ギリシアの酒の神ジオニソスは
虎が神仏冥理のため悪人を罰した例も多い、『淵鑑類函』に扶南王