紀州俗伝(現代語訳2-7)

紀州俗伝(現代語訳)

  • 1-1 和尚に化けるキツネ
  • 1-2 除夜のお風呂
  • 1-3 吃りの真似
  • 1-4 熊野詣の手鞠唄
  • 1-5 熊野詣の手鞠唄異伝
  • 1-6 指が腐る
  • 2-1 小児の陰腫
  • 2-2 見た者カラス
  • 2-3 餅と塩
  • 2-4 栗の毒
  • 2-5 歯痛のまじない
  • 2-6 牧野兵庫頭
  • 2-7 耳の赤い猟犬
  • 2-8 閾の上を踏む罪
  • 2-9 卵の殻
  • 2-10 白花の紫雲英
  • 2-11 井戸に落ちた子
  • 2-12 大塔山
  • 2-13 鵁○の嫁入り
  • 2-14 ノミを取る人取らぬ人
  • 2-15 夜に爪を切る
  • 2-16 感冒
  • 2-17 盗人
  • 2-18 なた豆
  • 2-19 黒猫

  • 2-7 耳の赤い猟犬

    犬
    dog dreams / bobmarley753

     西牟婁郡5村、また東牟婁郡那智村湯川の猟師に聞いたことには、猟犬の耳が赤いのは、山姥を殺し、その血を自ら耳に塗って、後日の証拠とした犬の子孫として尊ばれると。

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    「紀州俗伝」は『南方随筆』(沖積舎) に所収。

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