(竜とは何ぞ5)
アドルフ・エルトンの『
しかしかかる物を読んで、竜をアジアの一部にのみ
しかるにその後、仏人サミュール・ド・シャムプレーンの『一五九九—一六〇二年西印度および墨西哥』(ナラチヴス・オヴ・ア・ヴォエージ・ツー・ゼ・ウェスト・インジース・エンド・メキシコ、一八五九年英訳)を見るに、メキシコの響尾蛇の頭に両羽あり、またその地に竜を産し、鷲の頭、
濠州メルボルン辺に
この蛇来る地の人皆取る物も取らず、死人をも葬らず、
例せばペルシアの古史賦『シャー・ナメー』に、勇士サムが殺した竜は
恐ろしくてその通り埋めてより国中疫病多し、王占いてかの
また、舎衛国に、一日縦横四十里の血の雨ふる。占師曰く、これは
人蟒われいまだ死せざるに、この者われを
いわんや竜自身の大毒遥かに人蟒や蟒卵に駕するをやで、例せば、