(虎と人や他の獣との関係4)
『戦国策』に人あり
『
虎もこの例で至って臆病なのもあるらしく、前年スヴェン・ヘジン、チベット辺で水を渡る虎の尾を小児に曳かれて何事もなからざりしを見たと何かで読んだ。さらば虎に勝った勇士の内には真の勇士でなくて機会
『瑣語』に周王太子宜臼を虎に
子路は至って勇ありしと聞くが周王太子などいずれ柔弱な人なるべきに叱られて服した虎はよほど弱腰の生れだったと見える。『
ローマ帝国の盛時虎を多く
虎が仙人や僧に仕えた話は支那にすこぶる多い。例せば西晋の末
虎が孝子を恵んだ話は『二十四孝』の内にもあるが、ほかにも宋の朱泰貧乏で百里