(竜の起原と発達8)
マルコ・ポロの紀行に、宋帝占うて百の眼ある敵将にあらずんば、宋を亡ぼし得ずと知ったところ、元将
ここをユール注して、近世も似た事あり、インドの
にあらざれば陥れ能わずと言うた。さて砦が英軍に取られて梵志がはて面妖なと考えると、英軍の主将名はコムベルメールで、これに近いヒンズ
君の意だから讖語が
支那で古く蛟と呼んだは『呂覧』に、
飛
その頃右

その席に
大いに怒り、その宅へ押し寄ると、要離平気で門を閉じず、放髪
を
その後曹操が十歳で
水
これらいずれも大河に住んでよほど大きな爬虫らしいから
の事であろう。支那の
は只今アリガトル・シネンシスとクロコジルス・ポロススと二種知れいるが、地方により、多少の変種もあるべく、また
それを
と別ちて名づけたを、追々種数も減少して今は古ほどしばしば見ずなり、したがって本来奇怪だった竜や蛟の話がますます誇大かつ混雑に及んだなるべし。いわんや仏経入りてより、