白井光太郎

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  • 白井光太郎(しらい みつたろう)

    白井光太郎(1863〜1932)。本草学者、植物学者。
    東京帝国大学教授。世界で最初に植物病理学講座を開設しました。
    主な著作は、『日本博物学年表』『植物妖異考』など。



    白井光太郎

    南方熊楠の手紙:履歴書(現代語訳38)
    件の紫稍花(ししょうか)は朝鮮産の下等の品が下谷区の売店にある、と白井博士より聞いた。

    南方熊楠の手紙:履歴書(現代語訳39)
    日本の学者に、小生が呆れるほど、小生よりもまだ世の中のことに疎い人が多い。名を申すのはどうかと思うが原摂祐(かねすけ)というのは岐阜の人で、独学で英、仏、独、伊、拉の諸語に通じ、前年まで辱知(※じょくち:知り合いであることを謙遜していう語※)白井光太郎教授の助手として駒場農科大学にいたが、白井氏の気に合わず廃止となり、静岡県の農会の技手である。この人に2500円あれば、年来研究の日本核菌譜を出版し、内外に分つことができる。しかしながら世の中のことに疎いので今だ資金を出してくれる人がいない。

    南方熊楠の手紙:神社合祀反対運動の終結、その他(現代語訳2)
    右に述べた通り、小生は合祀反対の意見は撤回しないが、真正面に立って攻難することは止め、またましてや外人などにこのようなことの助言を頼むことは全く止めますので、恥ありてかついたる者と御憫笑の上、白井博士においても怒って移さず旧悪を懐わざるの情をもって、小生の心得違いを寛大な心でお許しくださるよう、折りをもって御取り持ちくださいませ。


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