釈宗演

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  • 釈宗演(しゃく そうえん)

    釈宗演(1860年〜1919年)。明治・大正期の臨済宗の僧。
    1893年シカゴの万国宗教大会に参加。
    アメリカ人に対する禅指導を最初に行ないました。
    臨済宗大学学長、円覚寺派管長などを歴任。



    釈宗演

    南方熊楠の手紙:"南方マンダラ",「不思議」について,その他(現代語訳15)
    予の友人に、釈宗演の弟子で田島担というのがいる。これは当国の豪商故浜口梧陵の長男である。ケンブリッジに留学したが、都合があって、中途で帰った。船中で洋人がこの人に仏徒は何人ほど世界にいるのかと問うた。これはじつは担氏の気に入られようとしていったことで、仏教は最も世界中に数多いと答えるのを待っていたのだ。それなのに担氏は答えて、「ちっとも知らないが、宗旨の深い浅い、広い狭いは、人数や寺の数でわかるものではない」といった。まことに名言である。


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