劉向
南方熊楠の手紙:浄愛と不浄愛,粘菌の生態,幻像,その他(現代語訳2)
嚢成君、すなわち手をささげ、これを進めていわく、われ少(わか)き時またかつて色をもって長者に称せらる、いまがかつてりくに遇いてかくのごとく卒(あわ)てしことあらず、今より以後、願わくは壮少の礼をもって、謹んで命を受けん、と」〔劉向『説苑』一一〕
南方熊楠の随筆:十二支考 兎に関する民俗と伝説(その6)
プリニウスいわく越後兎冬白くなるは雪を食うからと信ぜらると。何ぼ何でも雪ばかりじゃあ命が続かぬが、劉向の『説苑』一に弦章斎景公に答えた辞中、