喜多村信節

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  • 喜多村信節(きたむら のぶよ)

    喜多村信節(1783年〜1856年)。江戸時代後期の国学者。
    筆号に、喜多村 筠庭(きたむら いんてい)など。
    江戸の風俗の百科事典『嬉遊笑覧』の著者として知られます。



    喜多村信節

    南方熊楠の随筆:十二支考 虎に関する史話と伝説民俗(その20)
    今一つ出雲に行わるる譚とてきびの色赤き訳を説きたるは、天保元年喜多村信節きたむらのぶよ撰『嬉遊笑覧』九に載せた瓜姫うりひめはなしの異態と見える。

    南方熊楠の随筆:十二支考 馬に関する民俗と伝説(その18)
    この文を従前難解としたが、谷川士清たにかわことすがの『鋸屑譚おがくずばなし』に始めてこれをいた。ホヤは仙台等の海に多く、科学上魚類に近い物ながら、外見海参なまこに酷似す。イズシは貽貝いがいすしで、南部の方言ヒメガイ(『松屋筆記』百五巻)、またニタガイ(『本草啓蒙』四二)、漢名東海夫人、皆その形に因った名で、あわびを同様に見立つる事、喜多村信節きたむらのぶよの『※(「竹かんむり/均」、第3水準1-89-63)いんてい雑録』にも見える。


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