郭璞

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  • 郭璞(かくはく)

    郭璞(276年〜324年)。中国、東晋の文人・卜者。
    文才と卜占の術により建国まもない東晋王朝の権力者たちに重用された。

    卜占の名人として知られ、『捜神記』などに逸話が残る。『遊仙詩』などの神秘的な内容の詩も多く残す。
    『爾雅(じが)』『方言』『穆天子伝(ぼくてんしでん)』『山海経』などに注を施した。



    郭璞

    南方熊楠の手紙:"南方マンダラ",「不思議」について,その他(現代語訳17)
    また『山海経』はが書いたというのはこじつけかもしれないが、たとえ郭璞のこじつけ捏造の贋本だとしても、米国の発見よりはるかに古い。なので、その中に米大陸にだけある動物に酷似したものが多くあって、故西村茂樹氏が『輿地誌略』の米国の部を書いたとき、いろいろの新訳字を用いるよりもましと、『山海経』の字を多く用いたが、はなはだよく当たっている。

    南方熊楠の随筆:十二支考 虎に関する史話と伝説民俗(その1)
    また支那で虎を李耳りじと称う、晋の郭璞かくはくは〈虎物を食うに耳にえばすなわちむ、故に李耳と呼ぶ、そのいみなに触るればなり〉、漢の応劭おうしょうは南郡の李翁が虎に化けた故李耳と名づくと言ったが、明の李時珍これを妄とし李耳は狸児りじなまったので、今も南支那人虎を呼んで猫と為すと言った。


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