中陵漫録(ちゅりょうまんろく)
『中陵漫録』は、江戸時代の本草学者佐藤成裕の随筆。諸国で見聞した雑事や各藩の産物などについて記されている。
『中陵漫録』は、江戸時代の本草学者佐藤成裕の随筆。諸国で見聞した雑事や各藩の産物などについて記されている。
南方熊楠の随筆:河童に就いて(現代語訳)
この頃、勝成裕の中陵漫録を読むと「薩州の農家では、カワウソを殺せば、馬に祟りをなす。祟ること7代にしてようやく止むと言う。大いに恐れてあえて殺す者はいない云々」とある。予はかつてカワウソを飼っているのを見たが,すこぶる悪戯好きな者なので、時に厩舎に入って家畜を悩ますのを河童と心得るようになったことで、少なくとも満呂村の一例はカワウソの行為であること疑いなしと思う。
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