古事談

南方熊楠の書庫

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    『古事談』は鎌倉時代初期の説話集。源顕兼編。天皇や貴族、僧侶の説話を多く収録。6巻、462話。



    古事談

    南方熊楠の随筆:紀州俗伝(現代語訳7-4)はえ、安倍晴明
    那智山にも晴明の遺跡が色々と伝わる。『古事談』に、晴明は俗人ながら那智千日の行人である、毎日一回瀧に立って打たれた、とある。

    南方熊楠の随筆:十二支考 田原藤太竜宮入りの話(その40)
    『質屋庫』より数年前に成った 伴蒿蹊 ばんこうけい の『 閑田次筆 かんでんじひつ 』二やそれより七十年前出来た 寒川辰清 さむかわたつきよ の『近江輿地誌略』十一に引いた通り、『古事談』に次の話あれば勇士が竜を助けて鐘を得た話は鎌倉幕府の代既にあったのだ。その文を蒿蹊が和らげたままに概略を写すとこうだ。


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