神社覈録(じんじゃかくろく)
『神社覈録』は、江戸時代末期の神官、鈴鹿連胤が著した神名帳の研究書。全75巻。天保7年(1836年)に起稿され、明治3年(1870年)に完成 。
『神社覈録』は、江戸時代末期の神官、鈴鹿連胤が著した神名帳の研究書。全75巻。天保7年(1836年)に起稿され、明治3年(1870年)に完成 。
南方熊楠の随筆:本邦に於ける動物崇拝(現代語訳19)
鈴鹿連胤の『神社覈録』を調べたところ、延喜式神名帳、加賀国加賀郡に野蛟神社が2ヶ所ある。ひとつは金山彦を祭り、ひとつは高皇産霊尊など3神を祭る。野蛟はノヅチと読むべしとある。また下総国に蛟□(※虫+罔※)神社があり、ミヅチと読む。水神罔象女を祭るとあることから考えると、加賀の2社は、原と野槌を祭っているのであって、野槌は蛇の属であったことは明らかだろう。
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