10-9 手毬唄の続き(田辺)
Japanese folk art; Temari;手鞠 / Conveyor belt sushi
「爺よ餅搗け、嬶(かか)よ飯炊け、鮓をしょうとて、うるめを買て来たら、棚へ置いといたら、猫に引かれて、猫を追うとて滑って顛って、鼻打ってびしゃいで、その鼻どこへ往た。夕べの風で、ブッブッと飛んで往た。トンと言たらお稲荷山から御水が出て来て、お萬こー袖なーがれた。またも流そと、水と氷と、掻いて流せばスットントン」と突き唄う。
Japanese folk art; Temari;手鞠 / Conveyor belt sushi
「爺よ餅搗け、嬶(かか)よ飯炊け、鮓をしょうとて、うるめを買て来たら、棚へ置いといたら、猫に引かれて、猫を追うとて滑って顛って、鼻打ってびしゃいで、その鼻どこへ往た。夕べの風で、ブッブッと飛んで往た。トンと言たらお稲荷山から御水が出て来て、お萬こー袖なーがれた。またも流そと、水と氷と、掻いて流せばスットントン」と突き唄う。
「紀州俗伝」は『南方随筆』(沖積舎) に所収。
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