10-3 灯花
灯花(※とうか:丁子頭〔ちょうじがしら〕などとも言う。灯心の燃えさしの頭にできる丸いかたまり※)が立ったとき「丁子(ちょうじ)丁子宵丁子、明日は宝の(または黄金の)入り丁子」と言って、注意して油皿の中へ落とし込む(あるいは紙に包んで置くという)。そのようなときはものを多く得ると。宵の灯花をもっとも喜ぶ。料理屋、博徒、その他の家でも吉兆とする。
灯花(※とうか:丁子頭〔ちょうじがしら〕などとも言う。灯心の燃えさしの頭にできる丸いかたまり※)が立ったとき「丁子(ちょうじ)丁子宵丁子、明日は宝の(または黄金の)入り丁子」と言って、注意して油皿の中へ落とし込む(あるいは紙に包んで置くという)。そのようなときはものを多く得ると。宵の灯花をもっとも喜ぶ。料理屋、博徒、その他の家でも吉兆とする。
「紀州俗伝」は『南方随筆』(沖積舎) に所収。
Copyright © Mikumano Net. All Rights Reserved.