梅原北明(うめはら ほくめい)
梅原北明(1900年〜1946年)。大正から昭和にかけて活躍した編集者・ 翻訳家。
本名、梅原貞康。
『変態資料』『グロテスク(GROTESQUE)』などの雑誌を刊行。
二つの世界大戦の狭間に「エロ・グロ・ナンセンス」ブームを巻き起こしました。
訳書に『デカメロン』など。
梅原北明(1900年〜1946年)。大正から昭和にかけて活躍した編集者・ 翻訳家。
本名、梅原貞康。
『変態資料』『グロテスク(GROTESQUE)』などの雑誌を刊行。
二つの世界大戦の狭間に「エロ・グロ・ナンセンス」ブームを巻き起こしました。
訳書に『デカメロン』など。
南方熊楠の手紙:浄愛と不浄愛,粘菌の生態,幻像,その他(現代語訳22)
まずはこんな事情だから、これほどの経歴がありこれほどの自信がある人でなければ、数百年前の男道を小説に作るなどということは至難の技で、例のハースー式の枕本の書き割りまがいの物の他はできないだろうと存じます。もし清き男道のことを書こうとするならば、古ギリシアの関係文書を熟読し、また本邦の武士道の書どもを考察してから後にとりかかられるべきだ。酒井潔とか梅原某のように、ただこれをひとつの娯楽淫戯としてとりかかるならば、男女関係に似て、しかも奇形不具極まるものの他は、どうもがいても出来ないだろう。
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