天野信景(あまの さだかげ)
天野信景(1663年〜1733年)。
江戸時代中期の国学者。著書は全千巻ともいわれる一大随筆集の『塩尻』をはじめ国史・地誌・文学など多岐に亘る。
天野信景(1663年〜1733年)。
江戸時代中期の国学者。著書は全千巻ともいわれる一大随筆集の『塩尻』をはじめ国史・地誌・文学など多岐に亘る。
南方熊楠の手紙:南方二書(現代語訳24)
しかしながら、肝心の本宮社司相攻伐することはなはだしく、那智はまた山徒が2つに分かれ相闘い、新宮も争乱が絶えなかったため、社伝などというものの多くは失われ、本宮のごときは元禄ころにすでに何の伝もなく、天野信景のような全く他州の人にその伝記を作ってもらいに行ったということが『塩尻』に見えている。
南方熊楠の随筆:馬に関する民俗と伝説(その28)
天野信景(あまのさだかげ)の『塩尻』巻五三に、人男女の二根を具するあり、獣もかかる物ありやという人侍(はべ)る、予が采地愛知郡本地村民の家に、二根ある馬ありて、時々物を駄して来る、見るに尤(いと)うるさく覚え侍るといえるは、その見ネロに勝る事遠しだ。
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