紀州の民間療法記(現代語訳3)

紀州の民間療法記(現代語訳)

  • 1 婦女の陰毛
  • 2 ニラ
  • 3 黄楊
  • 4 おとなえそう
  • 5 勘太郎
  • 6 雉の爪
  • 7 兎の手
  • 8 初茄子、スベリヒユ
  • 9 蒟蒻

  • 3 黄楊(つげ)

     

     黄楊(つげ)を西牟婁郡で「なべわり」という。その生葉を焼くと、パチパチと烈しく音をして、鍋を割りそうだからだ。これを煎じて服すると胃病を治すという。

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    「紀州の民間療法記」は『続南方随筆』(沖積舎) に所収。

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