CHAPTER 8
Pitiful scenes there were. These was a sort of rivalry in death among those men or women who could not bear to be separated. What food one of such a pair procured by begging would be reserved to keep the other alive, while the first one was content to die. Both sexes displayed this tender self-sacrifice. With parents and children it was almost the rule for the parent to die first. And there were cases in which infants were found lying by the corpses of their dead parents and trying to suck the mother's breast.
日本語訳
哀れな光景があった。これは、離れていることに耐えられない男や女の間で、死の競争のようなものだった。そのようなペアの一方が物乞いで調達した食べ物は、最初のものは死ぬことに満足している間、他の人が生き続けるために予約されている。男女ともに、このような優しい自己犠牲の精神を示していた。親子の場合は、親が先に死ぬのがほとんどのルールだった。また、死んだ親の遺体のそばに横たわり、母親の乳房を吸おうとする乳児が発見されることもあった。
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『方丈記』原文
又あはれなること侍りき。さりがたき女男など持ちたるものは、その思ひまさりて、心ざし深きはかならずさきだちて死しぬ。そのゆゑは、我が身をば次になして、男にもあれ女にもあれ、いたはしく思ふかたに、たまたま乞ひ得たる物を、まづゆづるによりてなり。されば父子あるものはさだまれる事にて、親ぞさきだちて死にける。又(父イ)母が命つきて臥せるをもしらずして、いとけなき子のその乳房に吸ひつきつゝ、ふせるなどもありけり。
『方丈記』原文は青空文庫より