田中祐吉(たなか すけきち)
田中祐吉(1874年〜1944年)は、日本の医学博士。号は香涯(こうがい)。
日露戦争では軍医中尉。戦後は大阪府高等医学校教授。
1910年(明治43年)にドイツ留学。
1923年(大正12年)以降、雑誌『変態性欲』を主幹。
雑誌『変態性欲』には南方熊楠(1867年~1941年)も寄稿しています。
田中祐吉(1874年〜1944年)は、日本の医学博士。号は香涯(こうがい)。
日露戦争では軍医中尉。戦後は大阪府高等医学校教授。
1910年(明治43年)にドイツ留学。
1923年(大正12年)以降、雑誌『変態性欲』を主幹。
雑誌『変態性欲』には南方熊楠(1867年~1941年)も寄稿しています。
南方熊楠の随筆:千里眼(現代語訳1)
1月30日の『大阪毎日』に、在ドイツ田中祐吉君の「欧州千里眼」という1編がある。氏は、これまで科学者の1人にして唯物論を主張したが、欧米諸家の書を読み、種々不可思議な現象を承認し、唯物論の信仰を放擲する、といわれる。今日の科学では十分説明のできないことが多いのは、予も熟知するところで、唯物論ばかりで宇宙の事情を解くことができないことも、また認めるが、千里眼ほどのことで、宇宙広大無辺の霊妙力などを引き言するのもいかがかと、他に多少の科学的解説は必ずあるだろうと思う。
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