陶晴賢

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  • 陶晴賢(すえ はるかた)

    陶晴賢(1521年〜1555年)。後に入道し、全姜(ぜんぎょう)と称しました。戦国時代の武将で、周防の守護大名大内氏の重臣。
    少年時は美少年として知られ、大内義隆に寵愛されました。
    しかし、1551年に謀反(大寧寺の変)を起こし、大内義隆を自害に追い込み、義隆の実子の義尊も殺害。大内義隆の養子であった大内義長を擁立し、大内氏の実権を掌握しました。
    安芸の毛利元就に厳島の戦いで敗れ、自刃。享年35。
    辞世は「何を惜しみ 何を恨みん 元よりも この有様に 定まれる身に」。



    陶全姜

    南方熊楠の手紙:浄愛と不浄愛,粘菌の生態,幻像,その他(現代語訳17)
    陶全姜三好実休、これらは君主を弑し、君主婦人を辱め、正道を乱した徒である。それすら2人討ち死にのとき、近臣小姓がわれもわれもと折り重なって、テベスの常勝軍のように戦死した。弑逆の大罪であるのは論ずるまでもないが、それはいま論ずる所ではない。かくまで多数の臣下の心をつかんだ2人の、臣下に厚かったところは買ってやらなければならないと思う。


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