曾禰荒助

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  • 曾禰荒助(そね あらすけ)

    曾禰荒助(1849〜1910年)。日本の政治家。
    長門国(現山口県)出身。
    初代の衆議院書記官長。
    衆議院副議長。駐仏公使。
    第3次伊藤内閣司法大臣、第2次山県内閣農商務大臣、第1次桂内閣大蔵大臣などを歴任。
    貴族院勅選議員。枢密顧問官。
    第2代韓国統監。



    曾禰荒助

    南方熊楠の手紙:履歴書(現代語訳6)
    むかし曾禰荒助氏などと同じくパリに官費留学して、帰朝の途中シンガポールで、もとパリで心安かったジャネという娼婦に巡り会い、共に帰朝してだらしなく身を持ち崩し、東京にいたたまれず、またパリに行き、貧乏生活のなかジャネは流行病で死に、それからいろいろ苦労してとうとうあるフラマン種の下宿屋老寡婦の夫となり、日本人相手に旅宿を営んでいる、諏訪秀三郎という人がいる。韓国王后の首を刎ねた岡本柳之助の実弟である。この秀三郎の仏語を話すのを障子1枚隔てて聞くと日本人とは聞こえず、まるで仏人である。


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