新田義宗(1331年〜1368年)。南北朝時代の武将。 新田義貞の三男。
南方熊楠の手紙:南方二書(現代語訳2) ことに、南北朝のころの証文には、実際自分の手許にない財産不動産を寄付の文書が多い。すなわち勝って手に入ったなら、そのときは間違いなく寄進する、ということで、熊楠が100万円の小切手をふり出すのと同じことである。新田義宗など、当時身を容れるに由なく、死んだ年月住所さえわからない。そんな人の寄進状に何の効力があるだろうか。十年の役(※明治十年の役。1877年の西南戦争のこと※)に西郷が出した紙幣を正貨に引き換えることをむりにせがんで求めるのと同じである。
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