モーガン

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  • ド・モーガン(A. De Morgan)

    ド・モーガン(1806年〜1871年)。英国の数学者、論理学者。記号論理学の先駆者。



    ド・モーガン

    南方熊楠の手紙:"南方マンダラ",「不思議」について,その他(現代語訳21)
    次に事不思議は、数学の一事は、精微を極めていて、また今も進行している。論理学という学(論というと、人が2人以上で、あるいは自問自答でする人の行ない、すなわち人を所立地として見る意味が大部分を占める。ゆえに事理〔数理に対して〕というか性理といいたいことである。このことは、前年、パリへ申し上げていた)は、ド・モーガンおよびブールの2氏などは、数理同然に微細に説き始めたが,かなしいかな、人間というものは、目前の功になることを急いで行なうもので(代数学の発明はありながら、数千年、世に出なかった。指南車(※しなんしゃ:中国古代の、方向指示装置のある車。歯車仕掛けで、初めに南に向けておくと、車上の人形の手が常に南を指すというもの。黄帝が作ったとも、周公が作ったとも伝えられる。※)を知りながら、羅針盤は遅く出たように)、実用のために急ぐ必要のないことなので、数理ほどに明らかにならず、また修める者も少ない。

    南方熊楠の手紙:"南方マンダラ",「不思議」について,その他(現代語訳21)
    そして知らないことは言わないことの例に、右のド・モーガンブール氏の微細論理式をここに少々のせようとしたが、なにせ右の事情のため、書いても間違いのひとつでもあったら、何の意味もないこととなるので、ここでは省くのだ。小生はじつは知らないのに知ったようなことをいうと思われるのもかまわない。ただし、せめてはそんなものがあるということを知ったということだけは事実と思われよ。


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