馬場辰猪

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  • 馬場辰猪(ばば たつい)

    馬場辰猪(1850年〜1888年)。明治時代の自由民権運動の運動家。自由民権運動の精神的支柱。土佐国出身。



    馬場辰猪

    南方熊楠の手紙:浄愛と不浄愛,粘菌の生態,幻像,その他(現代語訳17)
     故馬場辰猪氏の話として亡き友に聞いたのは、土佐では古ギリシアのある国々におけると一般、少年がその盛りに向かうときは父兄や母が然るべき武士を見立てて、かの方の保護を頼みに行った。それを引き受けた侍の性分如何で、その少年はじつに安心なものになったという。

     和歌山という所は武士道の男道のということなく、たまたまあったら、それは邪淫一点からのことであったが、武道男道の盛んな所ではたいがい馬場氏が言われた通りであったとのこと。ハラムが、中世、騎士道が盛んであったとき、貴婦専念を口実にじつは姦行が多かったといったのは当然のことながら、みながみなまで姦行の口実だけだったら、そんな騎士道は世間を乱すもので1年も続くものではない。


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