1902年5月1日
◇五月一日 晴
朝、土宜師から『白隠広録』1冊着く。
午後、常楠が勝浦より帰る。小畦氏よりくれた前日のエミューの卵2個とブーメラン2個を持って来る。夕方、家を出て、小堀氏を訪ね、ラショウモンカヅラを尋ねると、もはやみな散って花はない。亀の子1疋もらう。酒のかすをおくる。9時前に出て、高松茶屋まで小堀氏に送られる。家に帰ると10時であった。
今日、3月20日にロンドンを出た『ネイチャー』3月6日、13日、20日分の3号を受ける。
今年3月6日分から来年3月19日分までである。
メモ
1902年の日記は『南方熊楠日記〈2〉』に所収