1902年4月30日:南方熊楠日記(現代語訳)

1902年4月30日

◇四月三十日 快晴

小畦四郎氏へ手紙を1通出す。土宜師から手紙を1通受ける。

午後3時から城内より鷹匠町、宇須より御坊山に上る。遠志(おんじ)、莎草(しゃそう)科1種、タチスミレ等をとる。

今日獲たのは18種。
  変形菌1種、地衣1種、菌14種、藻1種、蘚1種

帰国より、2297種。


メモ

遠志(おんじ)はヒメハギ科イトヒメハギの根もしくは根皮。薬用となる。
莎草(しゃそう)はカヤツリグサ科の一年草。

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1902年の日記は『南方熊楠日記〈2〉』に所収

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