モリソン


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  • モリスン(Morrison, Arthur)

    アーサー・モリスン(1863〜1945)。英国の小説家。
    もとはジャーナリストでしたが、ロンドンのスラム街を描いた作品を発表して評判を得、以後も小説を発表。
    アーサー・モリスンが連載した名探偵マーチン・ヒューイットの登場する推理小説は人気を博しました。

    東洋美術の蒐集家でもあり、蒐集した美術品は現在大英博物館に収蔵されています。

    日本の美術への関心から南方熊楠(1867~1941)との交際は始まったようです。

    とても謙虚な人物で、熊楠は、モリスンが高名な人物であることを帰国後10数年経ってから、最新版の『エンサイクロペディア・ブリタニカ』で知りました。



    モリソン

    南方熊楠の手紙:履歴書(口語訳7)
    しかしながら、アーサー・モリソン氏(『大英百科全書』に伝記がある。八百屋か何かの書記から発奮して小説家となった、著名な人である。今も存命であろう)が熊楠の学才をはなはだ惜しみ、英皇太子(前皇エドワード7世)、カンターベリーの大僧正、もうひとりはロンドン市長であったか、三方へ歎訴状を出し(この三方が大英博物館の評議員の親方であっため)、サー・ロバート・ダグラスがまた百方尽力して、小生はまた博物館へ復帰した。

    南方熊楠の随筆:十二支考 蛇に関する民俗と伝説(その26)
    この事は明治三十年頃、予がロンドンのサヴェージ倶楽部で、アーサー・モリソンに饗応された席で同氏に語り、氏は大いに感心された。その後河鍋暁斎かわなべきょうさいがキヨソネとかいうイタリア人に、絵画と写真との区別心得を示した物を読んだ中にも、実例を出して、似た事を説きあったとおぼえる。
    くだんモリソンは、何でもなき一書記生から、奮発して高名の小説家となった人で、日本の美術に志厚く予と親交あったが、予帰朝後『エンサイクロペジア・ブリタンニカ』十一版十八巻に、その伝を立てたるを見て、ようやくその偉人たるを知った位、西洋には稀に見る淡白謙虚な人である。






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