◇七月三十日 晴
福田巡査の妻が一昨夜ぶたれ、昨日一日中臥していたが、午後、四月間凝滞の血下る。福田氏は勝浦にいて、このことを知らない。夕方、ゴトヒキ小僧が来た。髪を短く切っていた。菓子を買い与える。休むとき三度低頭礼して去る。
メモ 「四月間凝滞の血下る」とは?
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1904年の日記は『南方熊楠日記〈2〉』に所収
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