1904年7月31日
  ◇七月三十一日 晴、にわか雨がしばしば降る
  
午後、海辺を歩く。雨で帰ったところ、すぐに晴れる。
夕方、村西北の谷を歩き、淡水海綿一種を採る。採ったものは、テトラスポラまたはクラドフォーラのようだ。
  また、エントモストラカにこの藻のような緑が付いているのを採る。
メモ
      
      テトラスポラ、クラドフォーラは、藻の一種。
      エントモストラカは、切甲類の動物(ミジンコ、フジツボなど)。    
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1904年の日記は『南方熊楠日記〈2〉』に所収