1902年5月8日
◇五月八日 旧四月朔
朝、小畦四郎氏より石斧(1つは八王子辺、1つは目黒、1つは横浜戸部)、骨と牙を若干、土器片1つを送って来る。
夕方、兄より手紙を受ける。楠枝を養女にやる知らせだ。飯後、伝法より嘉家作り、地蔵ノ辻(明治16年2月東京に行き、父と車でこの辺を過ぎた道だ)、中ノ島を歩く。御坊前、伝法橋より帰る。常楠が来て11時頃まで話す。
菌5種、蘚1種、地衣1種
今回の和歌山滞在中で得たのは128種。
Mycetozoa…1
Fungi………41
Algae………20
Lichen………24
Hepaticae…11
Musci………31
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128
メモ
1902年の日記は『南方熊楠日記〈2〉』に所収