◇三月十三日 雨
終日在寓、「課余随筆巻之八」を捜すが、出てこない。灯りを点して9時頃まで蔵の中で捜し、ついに『淵鑑類函』を積んだ中から見出す。この夜、常楠が帰る。
メモ 「課余随筆」は、熊楠が東大予備門時代に図書館などで筆写したノート。学校の課外に書きつける意味から、そう名付けられました。
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1902年の日記は『南方熊楠日記〈2〉』に所収
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