1909年8月22日
◇8月22日[日]快晴
[発信]Roth氏 手紙1(明朝出す)
[受信]栗山昇平 ハガキ1
朝9時頃に起きる。午後、粘菌標本整理。夜、松枝はヒキ六、下女と七夕流しを見に大橋へ行き、石友を見舞う。同人等が帰って後、予は片町へ入湯に行き、帰ると10時である。飯を食い、終夜Roth氏へ手紙を認め、明朝出す。
ヒキ六はこの頃仰向けに臥して両足を挙げ、にわかに畳を打つ。同時にドタンという。
ヒキ六は隣家小山氏の男太鼓を叩き踊るのを見て、慶び笑う。
メモ
1909年の日記は『南方熊楠日記 (3)』八坂書房 に所収