1909年8月23日:南方熊楠日記(現代語訳)

1909年8月23日

◇8月23日[月] 晴

終日多くは臥す。肩は大いに治る。夜、片町へ入湯に行き、入湯。10時過ぎて帰って『続々群書類従』を抜き書きする。松枝が(11時頃)おそわれ大いに喚く。下女も驚き覚める。ヒキ六は静かに眠り入っている。予はそばに行き、良久く臥す。

ヒキ六は母に睾丸の後の所を示し、これは尾かと問う。
ヒキ六は隣の児に遊ばせてもらい、大いに笑いオモシロイと叫ぶ。
また夜、母に「乳ノンダラ、オタイ(粥)タベタラ、バッテル(化ける)カ」と歌のような物を作り話す。


メモ

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1909年の日記は『南方熊楠日記 (3)』八坂書房 に所収

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