1909年8月15日
◇8月15日[日] 晴
午後2時頃に起き、それから暑いので、寝て夕方になる。石友豊女病重く。松枝、ヒキ六、下女と夜、見舞いに行く。今日豊娘花(2才)車にのり遊ぶ中みぞへ陥り病気になったとのこと。夜、松枝の妹菊枝女が来る。福惣小男(2才)が死んだとのこと。
予は昨日、礒間の神祠3つとも10日ばかり前に移転合祀を命ぜられ、村人がせめて1つだけでも残したいと望むも聞き入れられなかったとのことを聞き、今日になっても不快。
メモ
1909年の日記は『南方熊楠日記 (3)』八坂書房 に所収