嬉遊笑覧


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    喜多村信節(きたむら のぶよ)が著した随筆。全12巻、付録1巻。
    江戸時代の風俗・習慣などに関する百科事典。当時の風俗を知るまたとない資料。

    現在もっとも入手しやすいのは、岩波文庫の『嬉遊笑覧』



    嬉遊笑覧

    南方熊楠の手紙:"南方マンダラ",「不思議」について,その他(口語訳10)
    嬉遊笑覧』というものに、宮本武蔵が天草一揆討ちに出立するとき、吉原の名妓が贈ってきた羽織を着て出立したことがある。それらはちょっと似たことである

    南方熊楠の随筆:十二支考 虎に関する史話と伝説民俗(その20)
    今一つ出雲に行わるる譚とてきびの色赤き訳を説きたるは、天保元年喜多村信節きたむらのぶよ撰『嬉遊笑覧』九に載せた瓜姫うりひめはなしの異態と見える。


    南方熊楠の随筆:十二支考 兎に関する民俗と伝説(その3)
    嬉遊笑覧』九にいわく「『談往』に馮相詮という少年の事をいって『異物志』にいわく霊狸一体自ら陰陽を為す、故に能く人に媚ぶ皆天地不正の気云々」。これは霊狸の陰辺に霊狸香シヴェットを排泄する腺孔あるを見て牡の体に牝を兼ぬるとあやまったので古来斑狼ヒエーナが半男女だという説盛んに欧州やアフリカに行われたのも同じ事由と知らる。

    南方熊楠の随筆:十二支考 蛇に関する民俗と伝説(その11)
    嬉遊笑覧』に、『萩原随筆』に蛇の怖るる歌とて 「あくまたち我たつみちによこたへば、やまなしひめにありと伝へん」というを載せたり。こは北沢村の北見伊右衛門が伝えの歌なるべし。その歌は、「この路に錦まだらの虫あらば、山立姫にひて取らせん」。

    南方熊楠の随筆:十二支考 馬に関する民俗と伝説(その21)
    くだんの馬像は、輪廓もっとも麁末そまつながら、表土を去って白堊を露わす故、下の谷から眺むれば、十分馬跳ぬるところと見える。東山の大文字火は古え北辰を祭った遺風というが(『嬉遊笑覧』十)、この白馬像は由来分らず。

    南方熊楠の随筆:十二支考 馬に関する民俗と伝説(その21)
    嬉遊笑覧』八に予言をなす者後ろ仏を持つとあり。一九〇六年版『南印度種俗記エスノグラフィク・ノーツ・イン・ザ・サウザン・インジア』に、ラカジヴ島の物だろうとて妖巫の足後ろ向きたる像を出す。






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