大和本草


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    貝原益軒(かいばら えきけん、1630〜1714)が編纂した本草書。1709年に刊行。
    収載された品目は1,362種、本編16巻に付録2巻、図譜3巻、計21巻。

    「本草」とは、中国および日本の伝統的な薬物学、あるいは和漢薬やそれを記した書物のことですが、この『大和本草』では、『本草綱目』を模範としながらも、薬用になる植物、動物、鉱物以外にも、農産物や薬物とならない雑草も収載されています。

    参考サイト
     中村学園 貝原益軒アーカイブ



    大和本草

    南方熊楠の手紙:履歴書(口語訳3)
    小生は次男で幼少の頃より学問を好み、書籍を求めて8、9歳の頃より20町、30町も走り歩き借覧して、ことごとく記憶して帰り反古紙に写し出し、繰り返し読んでいた。『和漢三才図会』105巻を3年かかって写す。『本草綱目、『諸国名所図絵』、『大和本草などの書籍を12歳のときまでに写し取った。

    南方熊楠の随筆:十二支考 虎に関する史話と伝説民俗(その25)
    大和本草』国俗狐を射干とす、『本草』狐の別名この称なし、しかれば二物異なるなり」といい、『和漢三才図会』にも〈『和名抄』に狐は木豆弥キツネ射干なり、関中呼んで野干とす語は訛なり、けだし野干は別獣なり〉と記す、

    南方熊楠の随筆:十二支考 虎に関する史話と伝説民俗(その10)
    日本の馬の事、貝原篤信の『大和本草』巻十六にいわく、『旧事記』に保食神うけもちのかみの目に、馬牛のれる事をいえり、『日本紀』神代巻に、駮駒ぶちこまをいえり、これ神代より馬あり、二条良基の『嵯峨野物語』に、馬は昔唐国より渡りし時、耳の獣という、すべて稀なりしかば、帝王の御気色よき大臣公卿のほかは乗る事なし、されば良家と書いては、馬人うまびとむといえり、篤信いわく、馬は神代よりありて、後代に唐より良馬渡りしにやと。

    南方熊楠の随筆:十二支考 蛇に関する民俗と伝説(その5)
    大和本草』に四国に狐なしというが『続沙石集』に四国で狐に取り付かれた話を載す。いずれが間違って居るかしら、『甲子夜話』に壱岐いき※(「鼬」の「由」に代えて「晏」、第3水準1-94-84)うごろもちなしとある。

    南方熊楠の随筆:田原藤太竜宮入りの話(その43)
    さて貝原先生の『大和本草』に「ムカデクジラ長大にして海鰌のごとし、背にたてがみ五あり尾二に分る、足左右各六すべて十二足あり肉紅なり、これを食えば人を殺す、大毒あり」、『唐土訓蒙図彙』にその図あったが、貝原氏の説に随ってよい加減に画いた物に過ぎじとおもう、

    南方熊楠の随筆:田原藤太竜宮入りの話(その44)
    また貝原氏が蜈蚣鯨大毒ある由記したのも全嘘まるうそでないと知れる、氏の『大和本草』に長崎の向井元升むかいげんしょうという医者の為人ひととなりを称し毎度諮問した由記しあれば、蜈蚣鯨の一項は向井氏が西洋人か訳官つうじから聞き得て貝原氏に伝えたのかも知れぬ、






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