1900年12月9日:南方熊楠日記(現代語訳)

1900年12月9日

◇十二月九日 [日] 晴

伊東祐侃、中山樵の2氏へ手紙を出す。中山は孫逸仙である。

朝、庭の水が初めて凍る。本日甚だ寒風が烈しい。

朝、中野氏が来る。昼、弁当を食う。老僧及び子が同じく食う。長話の後、隣の梅という人を訪ねるが、不在。また予は室に帰り、話す。夕方帰る。予は共に御坊山の下まで行き、分かれ、御坊山に上り、古陶器片1、菌3種を得る。


メモ

孫逸仙は孫文。中国の政治家、革命家。初代中華民国臨時大総統。

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1900年の日記は『南方熊楠日記〈2〉』に所収

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