◇十一月十日 [土]
朝十時頃、寺を出、人力車で垣内を訪ね、姉に会う。同家が蔵する貝類を見る。中西氏の妻の病気見舞いのため姉は常楠の妻と共に南海病院に行く。予は善一と車に乗り、吉田聖天宮に詣り帰る。夜、姉が去って後、常楠に言うことがあり、出て来るときに楠次郎が来る。共に藤助を訪ねるが、不在。永岡を訪ね、また藤助を訪ねるといた。楠次郎は去る。予は就いて泊まる。
メモ
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1900年の日記は『南方熊楠日記〈2〉』に所収
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