1899年9月3日：南方熊楠日記（現代語訳）

1899年9月3日

◇九月三日　［日］　晴

午後４時過ぎにマルカーン氏を訪ね、ウィスキーを飲み話して夜に入り、氏はノッティングヒルゲートまで送ってくれる。他のことは知らず。途上、チャーチ・ストリートとエルム・パークの間とおぼしき所でつまずき、額の右側を打ち、血が出て、耳に流れ入る。高帽を落としそのまま帰る。途上、巡査に気づかれる。