◇九月四日 [日] 快晴
朝、高橋が来る。予は論文を書く。午後、高橋は約束により予を訪ねるが、予は連れ立って行くことができず、高橋は機嫌が悪くなって去り、ジェー・モリス氏を訪ねに行く。予は論文を終えて、これをブリストルに送る。それから高橋を訪ね、今帰ったところである。共に諸処歩き飲む。高橋と分かれ、またパーソンズグリーンを歩いて帰る。
メモ 高橋勤一は、ロンドン時代の熊楠の相棒。
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1898年の日記は『南方熊楠日記〈2〉』に所収
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