玄同放言


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    『玄同放言』は江戸後期の随筆。曲亭馬琴著。文政元〜3年(1818〜20)刊。



    玄同放言

    南方熊楠の随筆:本邦に於ける動物崇拝(口語訳9)
    しかし『玄同放言』巻三に、入鹿はイルカに基づいた名とし蘇我氏の他にも同名の者が多いと記しているのを考えると、古、邦人の名とした諸動物の名とともに、本邦でも古、トーテミズムが大いに行われ、それら諸動物は、各々これを名とした人々より特別の尊敬を受けたのではないか。その遺風と思われるが、予の家では代々幼名に楠を称し、藤代王子社内の楠神を尊敬していることは、予がかつて人類学雑誌に述べた。

    南方熊楠の随筆:山神オコゼ魚を好むと云う事(口語訳1)
    滝沢解の『玄同放言』巻三で、国史に見えている、物部尾輿(おこし)大連、蘇我臣興志(おこし)、尾張宿禰乎己志(おこし)、大神朝臣興志(おこし)、凡連男事志(おこし)などの名は、すべてオコシ魚の仮字である、と言っている。『和漢三才図会』巻四八に、この魚、和名乎古之、俗に乎古世という、と見える。惟うに、古えオコゼを神霊の物とし、それにより子に名付ける風習が行なわれたのか、今も舟師は山神に風を禱るのにこれを捧げる






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